週末遊んできたメガテンのキャンペーン6回話。GM的蛇足解説&感想など。
はっきりいって参加プレイヤー以外が面白い話ではないかと(笑)
今回は、ほぼすべての伏線を吐き出してきました。
ハイテクのエリオが自分で投げてきた設定を全部盛り込んでやったぜチクショウ。
おかげさまで元PCががっつり出てきたぜ。
ただし、前回のずるいずるいと自分で思った出し方じゃなくて、ほかのNPCとまったく条件が同じかつ戦力にならない使い方だったので個人的には満足。だってそれって某いちごさんや某大宮さん、某組織員の母親なんかと同じだし。PC固有の設定のひとつ、という地位で出せたので。
宣言どおり、NPCを効果的に死亡演出しようとおもいました。うふふ。
ちなみに大宮さんと斉藤りく、あとは彩さんの師匠。
ただPCが自らの死亡を自分で選ぶ可能性も複数演出してありました。
彩さんとエリオにね。うふふー。
…そこまでいかなかったけどな!(笑)


今回のシナリオ要点。


○PCの目的は「NPC斉藤りくを救う」になるだろうなと設定。…まあ、あの程度の演出で「教師を助けたい」になるとは思っていないよ…。
○世界は滅びようとしている。←某社の副社長かよ。
○全滅する人類のいくらかを生き残らせるための儀式を組織が行おうとしている。
○斉藤りくは自らの意思で儀式に参加して犠牲(器)になろうとしている。
○組織は斉藤りくの同意を得て協力してもらっている。
○りくの友人たちが悲しむ、という説得ではりくが意思を変えることはない。
○…竜田くん、覚醒しないかなー…(笑)

別の「器」が組織に賛同して儀式に加わる、もしくは変わりになるという選択も考えてた。可能性が高いとは思っていないけど、彩さんのいままでの演出・反応からすると可能性が皆無だったとは思わない。
あとは…エリオのイチバン最初にもらったキャラの希望設定。を、ほとんど全部消化しつつなんか挑戦的なことをしてやりたかったのです。「自分が死ななければ新しい世界は生まれない」「エンブリオ(エリオ)」という名前をもって生まれた子供。また、前PC斉藤りくの生まれかわり又はりくがエリオの生まれ変わりでどちらも前世(前々世)が同じウィッカ。りくと同じ名前のピクシーを連れている。生まれるために死んでしまうという名前と彼の結末がとどいたので、さくっと「キャラクターの死亡を最初から設定できめるのだけ却下」。あと同じ時間軸のつもりでいるので生まれ変わりも却下。ただし同じ名前のピクシーはおもしろいので魂が半分コで同じ前世をもっているとかどうよと提案。
そしてわざと今回の話で斉藤りくを「新しい世界で人間が生き延びるために死ななければならない」というシチュエーションをつくったのです。自分のPCキャラの死亡設定を持ってきたエリオのプレイヤーはNPCが同じ境遇になったらどんな反応するのかと思って。
結果は…大反対しやがった!(笑)
りくと同じ立場で同じ価値観を持つ(正確には持っていた)彩さんの反応はどうかな。
彩さんまで反対しやがった!(笑)
自分が犠牲になることはいとわないというロールプレイをずっとしてきたから、どうするのかなと思ったら…さくっとNPCに生き延びようと説得しはじめた!
やべえ、おもしろい!
NPCの処遇についてのほうがはるかにポジティブだこいつら!(笑)
NPCりくの心理と選択と価値観をPC全員に速攻否定されてしまいました。
だれひとり彼女の立っている場所を理解してくれなかったんだなと思って、まあ、寂しかった…かな。本音は(笑)そうか、所詮ゲームだもんな。価値の相違への対処なんてそんなものなんだろうな。
最終的に斉藤りくは「僕たちが誰も犠牲にならない他の方法を探すから今は犠牲の出る儀式をまってくれ」という説得だったからPCの申し出に応じたわけですが。取り返しがつくからね。
そうそう。これはハッピーエンドではなくてモラトリアムなのですよ。
うおお。なんか青臭くてきゅんきゅんくるなぁ。


…当初考えていた方向とは違う方向のシナリオになるのは間違いないので。がんばってモラトリアム編つくってみます。ちぇー、やってみたかったな。異界編(笑)よっしゃ、じゃ頑張って現世を駆け回ろうじゃないか!イエイ!…あ、みんなキャラシートの宿命に<カオス>割り振っておくように(笑)
あとあまり関係ないけど、ノルン女神の器のうち、斉藤りくは<過去>彩さんは<現在>まだ見つかっていない人が<未来>なんじゃないかなぁ。と発想してたのは…竜田くんだったか?彩さんだったか?その正否は伏せておくとして、なぜだか激しくときめいてしまいました。


それから。
最後の<愚者>竜田くんがようやく覚醒しました。わーい。おめでとうおめでとう。
竜田くんは<ウェポンマスタリー>に覚醒しました。<相撲>…おすすめだったのに。命運使って選択するなんてもったいないぴよ?相撲、相撲〜。まあ、ビジュアル想像すると相当厳しいけどね!まわし姿竜田くん!?(笑)


…で、セッションの話はここまでなんですが。


今回セッション終わったあと、相方に突如「りくの前世のウィッカが協力した彼女いたじゃない?」と。うお?8年前のセッションの話!?ああ、そうそう単発で前世編とかいってウィッカが100年戦争の後期にジャンヌという女性と騎士たちに協力して黒の森を取りぬけるというセッションをやったね。当時は図書館に一日いっぱなしで資料あさって本借りてきて、シナリオ作ってたからね。よく覚えていますよー。NPCのジャンヌが騎士ふたり(PC)とウィッカ(PC)とウィッカの姉(PC)と協力して異界化している黒の森を通って敵軍を避けて、フランスの皇太子のもとへ向かうという設定のセッションをやったよね!「彼女は火あぶりになったんだよね」そうそう。後に英雄になったあと敵につかまって魔女として火あぶりになった。後世になってから聖人とされた…という終わり方だったね。「…ウィッカが仲間だったから火あぶりにされたのかな」ぐぅほぉぉぉぉ!?そ、そ、…それだけが原因じゃなかったよきっと!(笑)8年前の自分がそんな皮肉な設定かんがえてたわけないと思うよ!ていうか、相変わらず相方はそういう発想させたら刺すようだね!でも、国を救った英雄がひとりだけ火あぶりにされてしまったそれをそのウィッカは見ていたと思うよ!そのウィッカの記憶をもった彼女がいくらかの人間たちを生き残らせるために自分を犠牲にするという行為を厭えただろうか。


…とかなんとか返しましたけど。8年前のシナリオのことなんて全然覚えてないっていうか今回のシナリオには確実にそれ反映してませんてか、なのにまるで前からあつらえてあったように設定をさらさらつなげる自分の滑らかな脳どうよ!すごいね!半分自暴。


クロアチア戦話をしたかったのですが、ちょっと力尽きたので明日。